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大都市の中にはゲートで区切られてて、住民以外は入れない仕様になってる区画があって、今世話になってる家もそういう区画内にある。

殺伐とした一般庶民の暮らしとは異なり、夜中に女が一人で歩いても安全の保証されてる世界である。その上、外国人でなくとも、入口に銃を持った警備員を雇ってる家も少なからずあるので、なんなら治安平均値が高いが故、そこにあまり手をかけてないニポンの都市部より余程安全かもしれない。

こういう場所に暮らしたことはおいら自身ないので(とはいえ、違った意味で(異様に)セキュアな特殊な場だったので長きに渡る軟禁状態にも陥った訳だけど)、わざわざ陽が落ちてから買い物に出てみた。

妙な開放感と共にひどく歪みも感じつつ、とはいえ、囲われた安全のもと、夜の公園遊具で遊び回る子供だとか、それを見守る色んな姿の大人たちを見てて、得られる人たちだけでもそういう安全を金ででも何でも買って、猜疑心の薄くてよい暮らしの体験のできる人が増えても、それは悪ではないよなあ、がしかし、得られない人たちにもそんな時は来る可能性はあるのかなあ、ないよなあ…という自らも偽善者100%みたいな気持ちにもなるので、文字通り、なんとも言えない気持ちにしかならんかった。

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