ブロツキー @blotzky@fedibird.com

複雑なことを簡単に分かりやすく説明できる人が優れているとされる風潮あるけど、わたしはそういう人のことは結構疑ってかかってるわよ…🤨その複雑なことが簡単になってる過程で何が省略されてるのかっていうのは重要な場合が多いよね。複雑なように見えることも実は全部必要な情報だったりするのでは。

でもわたしも昔からずっと「偉そうにしてる」って言われてきたから分かるんだけど、そういう家父長制とか階級とか格差みたいな社会規範に従わないことをもって「偉そう」っていう評価をされてるんよね、たぶん。男の後ろに従わない女は「偉そう」だし、金持ちに頭を下げない庶民は「偉そう」だし、新人のくせに先輩に対等な口をきくと「偉そう」だしっていう具合に。だから「リベラルは偉そう」論というのもその手のやつなんでは？って思ってる。

なんか、リベラルより全然右翼とか保守とかいわゆる「普通の日本人」の方が偉そうだけどな？って感じてるんよね。だって家父長制とか階級とか格差を温存しようとする動きなわけで、まさに上にいる人が偉いという価値観なんだから。「男」とか「親」とか「金持ち」とか「良い家の子」であれば無条件にそうでない人よりも偉いっていう世界観やんか。

昔「社会契約論も読んでないの？原文(フランス語)で読まな意味ないで？」って言われたことあって、そういう知識マウントとかイキりみたいなことをする高学歴左翼エリート的な人はいると思うけど、「自由と平等は大事！」「差別はしてはいけない！」みたいなレベルのことを言ってるだけの人に対してリベラルは偉そうとか言われても、はあ…？って感じ。

下請法とかフリーランス保護法とかってやっぱ取引上不利な立場に置かれがちな受注側の事業者保護のために重要な法制度だし、自分が独禁法とか経済法が好きだからかもしれないけど公取委って行政機関の中では結構信頼できる方だと感じてるんよね。頭でっかちではあるけど。

あとVtuber関連ではホロライブのカバー社が10月に下請法違反で公取から勧告を受けてて、Live2Dのイラストとかの発注で不当なやり直し要請とか下請代金の支払遅延があったらしく、Vtuber業界を代表する会社なので結構業界的に重要かもと思った。Vtuberっていわゆる「ママ(この語法のキモさはおいといて)」であるイラストレーターやアーティストとの関係がすごい重要だし、持続可能性のためにもそこが尊重される仕組みが重要だよね。

不当なやり直しに関しては、カバーの説明ではタレントというかVtuber本人から修正要望があったとのことで、そりゃ本人はこだわりがあるだろうから納得できるまで修正を求めるだろうし、エージェンシーとしてはそこんとこの調整が一番気を使うべきなんだろうね。
支払遅延では、下請法では給付の受領から60日以内に代金を支払わないといけないことになってるんだけど、勧告の事案では最大で600日以上の支払遅延があったらしく、結構悪質な部類なのではと思った。カバーの公式の説明では支払が漏れていた理由には触れられてなくて事情は分からないけど。