『ダンケルク』みたいにいくつかストーリーが同時進行していたんだと思う。ホテルの一室でマッドサイエンティストのグラップラーにデラヒーバとか仕掛けられて身動き取れずにヤバい注射されたり、俺(俺ではない)は実は金持ちのスペア臓器のために作られたクローンだったり、俺の譲り受けた錦鯉が大変希少らしいんだけど、錦鯉にその気が無いのでうちの浴槽に住まわせてんだけど、アメリカン忍者(ケインコスギ)とメイドインヘブン忍者(強い)が協力しあって錦鯉をさらって、しかしマクガフィンである錦鯉を前に目の色変えて奪い合ったり、すると錦鯉が死体の血を吸って模様を変えたりしてた。大変長い夢で、俺はロードムービーの様に、全身アスファルトで砕ける前か後か、熱い砂漠のボンネットの上のトカゲに寒くないかって聞いたら「ナメてんのか」って怒られたりした。更にはミラーボールミイラとして生きていくか迷うが、「シドニアの騎士のMVに出てそう」と言われて傷ついたりもした。太陽がマジでキツくて、カーズでなくても焼け死ぬだろうなって砂漠を歩いて、砂に潜ったら砂がテープのフチについて、汗もかくし、やがてテープは剥がれて皮膚の下からタンカーが飛び出してきた。これで小惑星をホームランにしてくれるって威勢よく飛び出しても、ホテル近くの空き地の茎の固い雑草が気になる。
空腹に耐えかねて砂を食べたらきな粉の可能性があるくらいにはめちゃくちゃが何度も起きた夢だった。あの事象のひとつひとつにツッコミが追いつかずそのために脳みそに残り続けて赤方偏移していく。宇宙のように夢は膨張している。