あとは記録のスクショ。
時間の概念。食事、水分、睡眠、メンタル、体温、ケガ、病気、灯りといった各リソース管理は『the long dark』の影響だと思う。夜の過ごし方が本当に大事。武器さえあればゾンビの処理自体は楽。
ゾンビの数が多いと1ターン中に処理しきれない問題や、武器が結構な消耗品であることから、求められているのが殲滅ではないとすぐ理解できるのは、この点『バイオRE:2』経験が活きているし、制作も意識していると思う(ナイフが有限なのはこれまでのバイオのナイフ観を覆す凄いシステムだった)。
「ゾンビの恐怖は速さではない」というメッセージが、ターン制他、システムの随所に込められている。これはゾンビというジャンルを扱うゲームとして個人的に高く評価してる。
ちょっと脱線するけど、ゾンビを走らせるというのはロメロの価値観を覆す表現なワケで、だったら強いポリシーを求めるし、その提示や説得力がないなら、「ゾンビを歩かせる力量が無い」って評価をする。
話を戻すと、RE:2も『ALIEN: Isolation 』の影響を受けてるわけだけど、ゼノモーフやタイラントみたいなボスがいない(遭遇していないだけ?)のは好感が持てる。
このゲームのゴールはターミナス(終点)であり、ラジオを聴ければマップ上に表示されるが、ラジオを発見できなければ線路を探して辿ることになる。しかし線路マップは遮蔽が少なく、複数のゾンビに囲まれるリスクが高い。前述の通り、囲まれると難度がハネ上がる。このゴールに近づくにつれ難度を上昇させたいゲーム上の作為が、丁寧な演出で説得力を持たせられていて気持ちよい。運の要素はもちろんあるけれど、最も求められているのはプレイヤーの判断力。『Terminus: Zombie Survivors』今ならスチームオータムセールで20%オフ。¥1312です。