権力を愛情で糊塗し得る親が親の数だけいるということに無自覚で恐れを知らない親たち。愛情で無知を乗り越え、良心が知識に打ち勝つ反知性主義的ファンタジーに大脳新皮質を侵されたにも関わらず、医学的にも法律的にも人格とその主体性を認められて子育てをするゾンビ。子供もゾンビ化する。しない場合は超苦しむ。もちろん子供が苦しむんだけど、なぜか自分も苦しいと、親がデカい声をあげるケース全然あるんですよ。むしろ子供が自分の愛情で苦しむことが許せないみたいに、その声を打ち消す事が目的みたいに。自分が傷つけた事実と向き合わなくて済むように。