マッチングサービスなのに「会えた人数ゼロが3割」問題の背景にある残酷な現実(荒川和久) - エキスパート - Yahoo!ニュース
https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/caee2109152a7e6024c579bba86fbeaf9a8ee867
>リアルでモテる人しかモテない仕組み
中には、そもそも恋愛経験の少ない恋愛弱者男性も、真剣に結婚相手を求めてこのサービスを利用していることだろう。
しかし、そうした「控えめな真面目さや誠実さ」は、恋愛強者男性たちが放つ「魅力的な能動性の光」の前に埋没し、いたずらに課金だけを重ねていくという結果になりかねない。
どこの誰かもわからない恋愛強者の快楽のセックスのために、恋愛弱者男性は誰とも会うことすらできずにお金を払っているとも言えるのだ。
要するに、現状のマッチングサービスというのは、かつての「街でのナンパのデジタル版」に過ぎないのである。
かつての街のナンパでは外車やブランド物のスーツなどが経済力判定の指標となっていたし、どう声をかけるか、どう振り向いてもらえるかという第一声はアプリなら最初のDMのやりとりに該当するだろう。その時代でも容姿によるイケメンチェックは当然行われていた。
リアルでモテない人がマッチングアプリだから出会えるというのは幻想でしかなく、リアルでモテる人がモテるのである。
今日まで私がなんとか持ち堪えてきたのは、もはやこれまでかという失意の底まで墜ちるたびに、もっと苛烈な新しい失意が連続してきたからである。もし、私が地獄に墜ちでもしたら、地獄の支配圏がさらに数を増すよう希うだろう。新しい、前のよりはずっと内容に富んだ苦難を当てにできるからである。
矢倒オワリ(ex:落伍町)、学研奈良登美ヶ丘