ブルスカで騒いでるんですけどエクソシストモノの韓国映画「ディヴァインフューリー/使者」がよすぎてよすぎて頼むからみんな見てほしいと言う気持ち
アマプラにあります
なんとかして見てもらうために清光と則宗で考えてたんですけど、今朝気づきました
「やさぐれた伽羅ちゃんが愉快な鶴丸神父に出会って拳で悪魔をやっつける映画」
です
何しろあだなが「死神」の無敗の総合格闘技チャンピオンなのでマジで物理で悪魔をボコボコにします
爽快です
若草物語迷ってるうちに申し込み期間が終わってしまってた…
一般で取れるかやってみるか
見返したら一ヶ月ちょっと書いてたのか
お付き合いありがとうございます
ちまちまツリーでやらないといつまでも手元でこねちゃうので、しばらくこの方式でやっていこうと思います
あとでクロスフォリオにまとめる
胸の中に清光が飛び込んできてくれたその日から突然毎日が一変したわけではない。
好きな相手ができたからと言って何もかもが美しく見えるようになったりはしない。仕事は相変わらずだし、生活の中にひとりの人間が入り込んだだけですべてが薔薇色に変わったりはしない
だが、ささやかな変化は確かに則宗の心を明るくあたたかくした。
週末の約束。帰り道の短い通話。わかちあった時間の記憶。
今夜も則宗は眠る前に、kiyoのリールを眺める。
『今日はね、晩御飯のバターチキンカレーがすごく美味しかったんだ。ちょっと食べすぎちゃったけど全然後悔してない』
そう言って腹をさするしぐさに笑みがこぼれた。
『それじゃ俺、そろそろ寝るね。おやすみ』
携帯端末をサイドボードに置いて目を閉じると、ほどなく小さな足音が聞こえベッドの端がわずかに沈む。
「もう寝ちゃった?」
清光がささやいて顔を覗き込む。則宗は薄く目を開けてかれを抱き寄せた。
「いいや。kiyoのリールを見てた」
「どうだった?」
「今夜もよく眠れそうだ」
夜ごとふたりでもぐりこむ寝床はいつだってあたたかい。
則宗は胸の中に清光を抱きしめると湯上りの甘い髪の香りをかいだ。
冴えない日は多い。いろんなことに幻滅して天を仰ぐことだってしょっちゅうだ。
「おやすみ、則宗」
「僕はお前さんが好きだ」
えっ、という驚きの声まで重なる。
ふたりはお互いを、豆鉄砲をくらった鳩のような顔で見つめた。
「あの、俺が言う好きっていうのは友達とかじゃないほうの好きで」
うろたえる清光を見て則宗は頬をゆるませた。
繊細な顔とは不釣り合いにも思える節ばった手が伸びてくる。頬に触れる直前に、則宗は首を傾げた
「……触れてもいいかい」
ひと呼吸するだけの時間、則宗は持ってくれた。指先がそっと頬をなぞったのは、清光が頷いて顔を上げてからだった。
「僕の好きは、このまま抱きしめたいって意味の好きだ」
まだ早い、なんて思っていた自分を清光はあっさり蹴飛ばした。
だって好きな人が自分を同じように好きだと言ってくれているのだ。迷う理由がどこにあると言うのだろう。
清光はそのまま則宗に抱きつき、「俺も」と答えた。
軽く笑った声は少し上ずったかもしれない。
楽しいこと、増しいことをなんてことない調子で話すのがkiyoというアカウントの良さだと清光も自覚している。舞台裏にそんな事情があることなんて、別に聞きたくなかったかもしれない。
そう思いながら顔を上げた清光はぽかんとロを開けて則を見た。
鼻の頭が赤い。目も少しうるんでいる。
もしかしてこの人泣いてるんだるうか。今の俺の話で?
「僕は」
と則宗は少し鼻声で言った。
「僕もそうだった。僕には何もないと思っていたときに、あのアカウントを見つけたんだ。暗い夜の海でやっと見つけた明かりみたいに、お前さんは僕を岸辺へ導いてくれた」
それはちょっと大げさなんじゃない、なんて軽口は浮かびもしなかった。
清光は嬉しかった。手探りではじめた自分のためのささやかな営みが、誰かの心を揺らし、ほんの少しだけ明るくできたのだ。
そしてそのことを、他でもない則宗が伝えてくれた。
淡い恋が、これだけで報われたような気がした。
「あの、俺さ」
「清光、僕は」
声が重なった。とっさに言葉を飲み込もうとして、でも今言わないでいつ言うんだという気がした。
まだきっと早い。自分の心だって追いついていないと思う。でも、今だと思った。
「俺、則宗さんが好き」
BL GL大好き。ReSoner。
現在作品はxfolioに再録作業中です。
パスワードは「yes」です。