アタック・オブ・ザ・キラートマト視聴した
初めからふざけた映画であろうことを覚悟して視聴したおかげで予想以上に楽しめてしまってなんか悔しい。
あまりに下手くそな構成と、それを更に助長するギャグや小ネタが入り乱れてまじで訳分からんなんだけど、たくさんの無駄な描写の中にうっすら存在しているストーリーラインから物語の行間を読み取ることで何故か大まかな話の流れを把握できてしまうのほんとなんなん。
ふざけた映画なのは間違いないのに、2割あるか??っていうまともに理解出来る部分のせいでたまに真面目に物語の中身について考えてしまうし、ほとんど繋がり無くただ作中に登場させただけの伏線をなんとなく勘付かせられてしまうのが作品としての体裁を成していて絶妙に腹立たしい。
あとギャグが特別面白いわけではないのに何の脈絡もない台詞や描写につい笑ってしまったのも敗北感を覚えた。
アタック・オブ・ザ・キラートマト視聴した
基本的に人におすすめできる内容や質の作品ではないんだけど、作品そのもののクオリティに関係無く興味や関心のある部分を見つけて面白がったり、話の空白を自分で想像して掘り下げて楽しめる人なら視聴してみても良いかも。
あと多分自分は結構監督と感性が近かったのだと思う。
・序盤の無駄に長い会議あたりでパニックホラーではなく思考実験のような人類の動向を描くタイプの作品だと汲み取って求めるエンタメの方向性を修正した
・繋がりが少なすぎる伏線(対抗策とか)をそれなりに理解できた
・歌い出す人たちのチョイスが納得できる
・撮影や演出の意図については内容以上に汲み取れた気がする
等々あったので、一から十までふざけてるのではなく真面目にふざけた作品として制作したのだろうなと感じた。
ギャグとして見るには古い表現もあったけど、最終的にラストでは声出して笑っちゃったのでもう私の負けです。
#感想メモ_キオ