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アリーチェ・ロルバケル監督『無垢の瞳』を観た。カトリックの寄宿舎でケーキ(ズッパ・イングレーゼ)を巡って起こる出来事。子どもたちによるクリスマスの反逆の物語が、見事なまでの画面の美しさと軽快なコメディとして描かれる。
戦時中のイタリアという背景にズッパ・イングレーゼ(イギリスのスープ)という名のケーキ、その美しさに注がれる“無垢の瞳”の視線。そしてその“無垢”を利用し抑圧する大人たち。しかし最後に笑顔だったのは“無垢の瞳”を持つ者。それは大人の場合もそうである。というのが“教訓”なのかな?
げんきなマドレーヌを想起させる設定にも惹かれた。

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