ミラン・クンデラです
一組の恋人たちが微笑みあって歩いていく。道の先には砦があって、銃を構えたアレクサンドリア兵たちが停止を促す。けれど、二人は止まらない。まるで春の径を歩くみたいに楽しそうに、踏み込んではならない場所に近づいていく。レギュレーターなしに。そこに指導者がいれば、彼は二人の死を目の当たりにすることになるのだが、この場合、この忘れられない死を前に、アレクサンドリア人はどのように振舞うのだろうか。
そういう話になってくれたらいいな～という期待だな、これは。そこを本筋で7.5までかけてずっしり書いてくれたら、他はともかくその筋はよかったといえるかも。
笑いと忘却の書とアレクサンドリア
もし、彼らがついにゾラージャ王のことすら忘れてしまうとすれば「帽子」こそグルージャかもしれない。帽子。消し去れない、過去の事実の証明。そこに彼はいた、とたった一つ証明しうる。
笑いと忘却の書とアレクサンドリア
「権力に対する人間の闘いとは、忘却に対する記憶の闘いに他ならない」アレクサンドリアの民衆はおとなしい羊のように権力に飼いならされている。快適な暮らし、死の不安から解放された生活。自らの死とともに、永遠の忘却を当然の事象として受け入れる。もはやその鼻薬なしでは生きていけない、という。だから明らかに政府がおかしな動きをし始めても、反乱することがない。忘れてしまうから。
笑いと忘却の書とアレクサンドリア
チェコが共産党に支配された日、指導者が宮殿のバルコニーに立って演説した。雪が降っていた。同志たちの一人が、無帽だった指導者に帽子を貸した。この日の写真は何千枚も焼き増しされて市じゅうに配られ、教科書に載った。時が流れて、帽子を貸した同志が反逆罪で告発される。彼はあらゆる写真から消された。歴史からも抹消された。けれど残っている。あの日の写真に、彼の帽子が。
むむ
さんがブースト
【募集】少人数地図募集第2回目
12/18本日 22時～
3～4人、タンク1、DPS2～3で全員分の武器箱取得を目指します！
1個目地図主need権、2個目からは全員に均等に渡るよう分配
@2名募集！
Gaia地図高いのでエレのどこかでやると思います
ハンドクリームとリップクリームをいつも手の届くところに置くようにしてから、ちょっと過ごしやすくなったんですよ！人間はわりとわかりやすくできてる。
書き終わった話のことはこれくらいにして、明日はラハの右手の爪を切る話とか書こう。
ここでのハドリアヌス帝の物語はユルスナールの小説なので、詩人の長い物語として登場させればなんとかならんか。「肉体、この忠実な伴侶、わたしの魂よりもわたしのよく知っている、魂よりもたしかなこの友が、結局はその主をむさぼりつくす腹黒い怪物に過ぎないのではないかと。だがもうよい……わたしは自分のからだを愛している」
いつかやりたい…ハドリアヌス帝というモチーフがひろしや水晶公の上を行き来して、お互いが袋小路に落ちていく話。どうやって現パロでまとめればいいのか、布はあるのに針が見つからない気持ちでいる。いっそアラグの皇帝の一人として捏造したい気持ち。
いや、ハドリアヌス帝についてはしつこく狙っていくぞ…。いつか技量が追いつくと信じて…。
せっかく現パロをするなら！！！ローマ史研究をしているラハを出したいが！！！！！！！知識がねえしその沼は飛び切りでけえ沼だ！！！！！！
ネタがざぶざぶしてないときは色んなものをあちこちから引っ張ってきてなんとかお話を立たせている。須賀敦子つながりでハドリアヌス帝まで出せたらよかったんだけど、私の技能不足。
たぶん小説を書くのに、好きだった話を換骨奪胎するとよいと聞いてから参考にしようと頑張っています。できているとは言っていない！
毎回まとめればいいんだけど、そのままにして忘れていく…！
『ガーデン』についてのもろもろ https://privatter.me/page/67618459015ad
たくさんお声かけ頂いたので、少しだけ中身について触れました。
参考にした本やＳＮＳの羅列に近いと思いますので、興味がある方向けです。
なお、アーティスト名・著者名は敬称略とさせていただきました。
せっかくコメントもらったので、ガーデンについてはあとでまとめてみよ！
「新しい～」のネタは「東電OL殺人事件事件」
「They let me live.」は「生かす」という谷川俊太郎の詩です。書き留めていかないから自分でもずんずん忘れていく！
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