100年の間にほんとうにヒカセンがすべてを解決するのか悩み疑う瞬間もあって欲しい、みたいな願望があって、その辺をアウグスティヌスの『告白』と重ねていた。
「おお曲がれる道よ。禍なるかな、汝を棄つることによりて、より善き何物かを得んと望みし不遜のたましいよ。それは仰向けに、横に、また俯伏して輾転反側したりが、すべて苦痛なりき。そうして汝のみ安息にましませり。そうして見よ、汝は間近く在して我らのみじめなる彷徨より我らを救い出し給い、そうして我らを汝の道に置き給い、そうして我らを慰めて言い給う、『走れ、我汝らを負わん。しかり我汝らを導かん。我また彼処に汝らを携えん』」