中帰連の元兵士たちの告白ドキュメンタリー映画『日本鬼子』160分もあってクソ長いし、ナレーションがカ行とサ行とか毎回吹いてて技術的に最低限のレベルに達してない下手さだし、それでダラダラ解説するのが誰でも知ってる戦況の流れとかなので「半分の長さにしろ」って思うんだけど、なにが良かったかといえば罪の告白を本当に兵士だった人たちが自分の口で語ってくれることで、その真実性すらよく疑われてるが(飢餓のない中国戦線での人肉食とか)、本物の兵士が自分から語る様がフィルムに収められているのだからやっぱり貴重。よぼよぼになった元憲兵とかが自分がやった残虐行為を自分の言葉で。男の老人のどアップの顔面を延々見せられる苦痛(カメラも編集もほんと下手)を耐えるぐらい真実性を得られることに比べればなんでもない。ラストのほう、もうほとんど責任能力も失ったぐらいの認知症らしき老人がクチャクチャと聞き取りづらい発話で「ごみぇんなしゃいでしゅた…」と半泣きの様子を見ると、自分が言っていることの意味も分かっているのか怪しく、そんな「謝罪」の無意味さと彼らがやってしまったことと、それとともに生きてきたこと悲惨さを思う。
とてもいいと思うんだけど、それ以前に世代間で分断が起きてることを解消しないと話なんか聞いてもらえないし届かないのが問題。
非婚や核家族が増えて離れた世代同士で政治の話をする機会がない。使ってるSNSも違うし、仮に同じYouTubeを見てたとしてもトップに出てくる動画が全然違う。同じ情報を共有しあえない。
祖父母だって下の世代と交流が多かったらYouTubeねネトウヨ動画になんかハマらず、若い世代の意見を聞いたり思いやってくれたりするやろ。
若い世代もそう。上の世代と交流なさすぎて敵とみなしてる。老人に金使うなとか、老害票のせいでとか、そんな人多いもん。
大学教員をやっているとわかるが、若い世代の人に受け入れられる喋り方はそんなに難しくない。
礼儀正しく、いろいろな立場に理解を示しながら自分の言いたいことを客観的に主張すればいいだけ。
例えば、「石丸さんも選挙戦でお疲れだったと思いますし、同じような質問に何度も答えるのが嫌になる気持ちもわかります。だから、先手を打って自分が話しやすいゾーンで見ている人に伝えようとしておられたと思うんですが、テレビの人は初めて見る人にも分かりやすいように話してもらおうと思ってああいう聞き方をされているわけで、打ち合わせもないなか、短い時間でその方向を変えようというのは割と乱暴だったと思うんです。僕が心配しているのは、実際にあの方が知事とか国会議員とか大臣とかになられた時に、やはり急に何かをしなくちゃならなくなった時に、ああいう強引なやり方をされるんじゃないかということです。政治というのはいろいろな立場を調整する仕事ですから、乱暴ではない人のほうが向いていると思います」みたいに。
昨日BTしたこれ、ここが気持ち悪いから言葉にしとく。
>左派の人たちってさ、高学歴の人が多いじゃん。賢い。知能が高い。物識り。言語化能力も高い。
そんなことないよね。左派には大した学歴なんかない人だっている。たくさんいる。そういう人たちを左派のオマケ的存在にしてしまう嫌な発言だと思う。日本人のほとんどは高学歴じゃないのに左派にだけ集ってるわけない。左派は高学歴が多いなんて信じちゃったら認識歪むよ。
この人の一連の発言からはこうも思った。
「賢いと言われて気持ちよくなる人」は多いんだろうなと。君たちは賢い、だからこうしたほうがいいって煽てて従わせようとする話法だからね。それが通用すると(この人が思ってる)ってことは、「賢い」と言われれば気持ちよくなって言うことを聞く人が多いと思ったからなんじゃないのかな。
当然だけど、自民党や現職支持者にもエリートなんかゴロゴロいるじゃん。六大学出て大手に入った友人は公明党支持だったし、東大出た元彼は自民党支持、一ツ橋出た人も自民党支持、オタ友だった青学卒は自民党支持からの参政党支持だよ。
O2GLだよお!!