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“本の猪”さんの、本の紹介で
竹内結子さんの『サーフスプラッシュ』の後書きを見た。
19歳の彼女の書いた文章が、表現力がとてつもなく素晴らしかった。

《帰る家は暖かい家庭そのものに見えたが、カギのかかった空間がいくつもあるような場所だった。足早に台所を通り過ぎる時、一人の人間として父が必要とした女の人が、彼女の子供たちのために食事の支度をしている。晩の食卓の賑やかな景色が、私にはガラス越しのものに見えた。殺風景な自分の部屋でため息をつく。
 私は父に人生を好きに生きてくれたらいいと思っていた。連れ子という荷物がいることを面倒に感じられたくなかったのだ。その思いが自分の心に無理を課していたとは気付かなかった。》

この方はエッセイや本は出していたのかと調べたがなかったので、その本を読んだ。

いやぁ苦しい本だな。
自分の思春期の頃とは、環境、状況違うとも、居場所探して…の気持ちは分かる気がする。
その頃の社会の閉塞感は、今も形を変えつつますます増大しているような。

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