映画「あのこは貴族」感想
都内超上流階級の華子、家父長制で自分で何かを決めることもなく勧められるまま、同じ階級の弁護士で政治家の家系の幸一郎と結婚する。
一方の美紀は、地方から慶應に入り楽しい人生の始まりと思ったら、親の破産で中退。夜の仕事もしたが、会社勤めとなり、大学の頃から幸一郎とは腐れ縁。
幸一郎が縁で華子と美紀が出会い、お互い良い影響し合って、2人がそれぞれの道を前向きに希望を持って進んでいく。
家父長制に苦しめられているのは、女性だけではなく、幸一郎もその1人。結局、男も辛いのよねこの仕組み。
本当に家柄の良い育ちの良い人って、がつがつしてないし、品質の良い物を身につけるが、これ見よがしのブランドで固めたりしない。
物の見方が割と公平でおおらかだし、セコセコしてない。
人はいろいろなステージで生きていて、そのステージ同士は交わることはほぼないから、それぞれの立場や内情を知ることもない。
いろいろ思い当たったり、考えさせられたり。