『大菩薩峠(1966)』見た。ずっとおもしろくて最後もうわーっっ…てなってしまった。物語を読む力が無くて全然予期しない展開になっていくのでびっくりした最後すさまじい
喜八監督生誕100年特集ちゃんと録画できてた。みふねさんが映ったのでかっけー!てきゃっきゃしたのちに喜八監督の戦争に関する言葉を読んで落ち着くなどした。後からきちんと見ます。
『肖像』見た。黒澤監督脚本なのをとても感じる物語だったな。人の清らかな善性が全面に出ていて、それに影響を受ける人のお話。途中は清らかで善人な家族達があまりに物語の中の人達に映って箱庭みたいな感じに映ったけどでも後半の息子の妻との会話とか画家夫妻との会話でなんか良かったなーとなってしまった。こういう話を結局私が好んでいるのもあるのかもしれない
体調崩した時に前に好きだったアニメの好きな二人組が出てる回を選んで見返してたらやっぱり好きだ〜となって体調戻ってからもちょこちょこと見ている。24年前…ずっとこういう関係性の二人組好きなんだろうなとちょっと愕然とする我ながら
『おかあさん』見た。かわいくておちゃめな長女と穏やかで優しい母親とその家族のほのぼのした日々から始まって日々の移り変わりを時々笑ったり切なくなりつつ観た。題名が題名なので『母』がキーワードとして出るけど、母親は苦労し子に尽くすべしな話の面はそこまで強くは感じなかったかな…(自信はない)。映画最後の長女の語りの中で、預かってる妹の子と遊んで疲れた顔した母親の表情持ってくるの、なんてことないのかもだけど、そういうところが成瀬監督作品いいな…てなった(疲れながらも最後は笑ってるにしなかったところが)
次女のお話せつなかった…ずっとずっと母親に甘えたくて我慢していたし色んな要望にも応えてて。でも最後は自分から切り出すところ…。(勝手な想像だけど母親の子供の時分に似てるのは次女ちゃんなんでないのかなとか思った)長女ちゃんと次女ちゃんが布団の中で泣いて怒ってる場面しんみりした。
家族に先立たれることが今よりもっと頻繁にあって、事情で家族と離れて暮らさなくてはいけないことも多くあった時代に生きる人達のお話。家族を一人外に出して、新たにその家に来たその人も離れた家族の一人であるというこのなんとも…
『時々、私は考える』周りに関心がない訳ではないけど積極的に関わるほとではなくて、でも招かれれば応えることもできるこの人と他人との距離感は違いはあるけど分かる感覚と思えた。音楽が幻想的というか可愛い雰囲気で現在の日常風景なのにクラシカルにも映って不思議だった。他人を知りたい気持ちはあるけど他人に自分を知ってほしいとは思わないのも細かい違いはあるけど知ってる感情だったので、つらい気持ちもあったろうけど最後よかったんだろうな。途中こういう話なのかと少し遠くから眺めてしまう感じもしつつ、想像してた物語とも違っててそうかあとなった。デイジーリドリーの辺りを見回す時の目をきょろきょろしているところが印象に残った。定年退職した同僚の場面がとても好き。人生てなんでこうもままならないんだろうと苦さと諦めと受け入れるまでのこの感情のことを思う。
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