みふねさんの色々な表情や姿を映すのは谷口監督ぽいーっとなったし、岩をどかそうとする肩の筋肉のアップの長回しもある。もうほんとそういうところ〜と笑ってしまった。てれるからやめて…いや楽しかったからありがとうなのだけど…てれる…。優しい人物というのもより出てて、立ち退き拒否する老人や芸者に身売りした女性や色んな人に優しい。他の人達が口調が荒い部分もあったりしつつ誰彼にも丁寧な口調で喋るのにほっとしたりもした。
くじあさみさんも皆に優しく爽やかで明るくて頼れるお姉さんしててすてきだったな。みふねさんへ恋心があるのをさらっと本人に話す所かわいい。あと大ケガしたみふねさんをずっと看病していたらしく本人に御礼を言われそうになった時に「そんなことより!」て言い切れちゃう場面もすきだった(重大な話なので、「そんなことより」ではあるのだけど…瞬発力がよかった)片思いであることを受け入れてるぽいのが切ないね〜となったけど最後は少し兆しがあるかも?で終わったのほほえましかった
そうだ、あと映画本編でくじあさみさん演じる食堂の店員さん?が運転する建設会社のトラックの名前に会場が一時ざわっとしたので、あれは本当に地元で建設に関わった会社のトラックだったのかもしれない。ダム工事の場面やみふねさんがダム現場を案内する場面はあーでこーでみたいに話している方々も多かったな
『激流』のラストの話。具体的なねたばれ
立ち退きをただ一人反対していた老人は最後に自殺をしてしまう。その家族は立ち退きを了承して芸者に身売りしていた娘を取り戻して新しい土地へ移ろうとする最後、さらっと流されるし他の話にふぐ行ってしまったけど複雑な気持ちにもなる。土葬が一般的だった土地らしく遺体を埋める穴を掘ってた老人は、死んだ後は遺灰となって新しい土地へ行ってしまうのもなんか…となったけどそこもあっさりではあるのでそこまでしか思考が行かないけど…