フォロワーさんの呟きでとても気になり『驟雨』を観た。『めし』もだけどその人が幸せかどうかは本人にしか分からないのと同じ位、その人が不幸というのは本人にしか分からないんだろうなと思った。そして本当に夫婦というか他人と一緒に人生を過ごすのはとても大変で、どうすればいいんだろうと考えてしまう。そして今回のお話は何だか少しおかしくてちょっと笑ってしまったりもした。当人には笑い事でないのも分かるのでちょっと笑ってしまった後苦い気持ちにもなったりしつつ。
最後の最後の場面、もうずっとこの先の二人はこんなんなんだろうな、と納得と諦めみたいな気持ちで見てたけど、文子さんにとってはそうではなかったんだと思えて、うわーっ;;てなってちょっと泣いてしまった。
あや子ちゃんの「女を踏み付けて見栄を張るそういう男の生活態度が私は根本的に尊敬出来ないんです」て言葉の通りあや子ちゃんの夫も亮太郎さんもそういう男性の嫌いな面が出てて、それを「そういうものだから」と物語としては受け入れてる訳でないと自分には映ったので、亮太郎さんの態度にいちいちきーっとなってしまったけど(…)そこはほっとしたかも。亮太郎さんが絵に描いたような封建的な男の態度で見てるとどうしてもきーってなってしまったけど(真面目に怒っている人をにやにや見つめるあれは本当にリアルで笑えないのだけど笑ってしまうよ)変化というよりは文子さんの態度で少し軟化?していたのでそこはよかったな…お茶を頼むところとか新聞の切り抜きとか。
文子さんもといはらさんの亮太郎さんにちくちくにやにやと皮肉を言われて(るように見えたけど違うのかな)もうほんと見ててしんどいよーとなりつつ、あや子ちゃんの夫のことと言いながら亮太郎さんの態度を批判したり、後半の場面で話があると言われてお茶漬け食べ始めるところも最高だった。お腹が空きすぎて泣いちゃうも好きすぎる。周りから責められてしとやかに打たれ弱いように見えてそうでもない、もしかしてずっと逞しいのかもしれない文子さんよかったな。井戸の水?ガシャガシャし始めたところも好き