1968年だった間違えた
事件の事実を知るまでが本編でその後の絶対あったであろう大変な出来事は「その後の経緯は長い年月に渡り色々あったが」のナレーションで終わって少し拍子抜けした。ただ元になった事件読むと戦中なのもあり裁判が長年に渡ったからなのか…。
「どういう形かは分かりませんが戦争さえ終われば二度と、もう二度とこんなひどい事件は起きないだろうし、」て元木弁護士が言っていたのに現実そうではないのも実感としてあるし、後のナレーションでも「対象的なものの見方をすれば戦争は終わったが世の中の機構や仕組みは案外それほど変わらなかったのかもしれない」と話してるのでそうだよなという悲しい納得がある。特典に載ってた監督のコメントの「事件そのものはあの狂気のような戦争の時代には、悲しいことだがごくくありふれた事実だったと云えよう。」も、変わらなさというものの重さを感じた。