「お父さんはね、野球を商売に利用してるのよ」「ひでちゃんも利用されてるのよ」て話されて、秀子ちゃんはふーんと言うだけだったけど胸中を思うと苦しいな。(本編の内容に触れます)父親が自分の仕事に野球、ひいては(応援歌で球団を応援したことで世間に注目された)自分の娘が有効だから会社の野球も一転推奨するし始球式にも出る子供達に混ざって野球したり観戦にも行ったりするの、調子がよすぎるなと不覚にもいなばさんの演技もあって笑ってしまったけど若干嫌悪感もあり…だけど最後の観戦してあの応援歌を歌ってる光景観るとそこを経て単純に好きになってきてるのかもしれないかなという気持ちになった。そうであったら素敵なことだと思った。
戦中の映画なので球団のエースが出征してたり病気の親に変わって家の家事きょうだいのお世話をする少年が普通に出てきて「〇〇だから頑張ろうね」みたいな、何となく戦中だからこそな場面に身構えてしまったりもしたけどそこは気になる程だった気がする。
英才教育に熱の入る両親に強いられる姉妹にううっとなりつつ従順ぽく見えたお姉ちゃんもこっそり習い事サボってたりもしてて、へこたれなさみたいなのがよかったな…今回の事で姉妹が伸び伸びと毎日過ごせる日々が多くなればいいな〜
秀子ちゃんと友達(いとこ)が腕を組んで下校して焼き芋を買いに行って逃げるように走ってく場面が好き。料理の作り方で競ってる?風を装う会話がまたかわいい〜。
千田是也さんが秀子ちゃんのおじで職業野球の監督してて観てきた作品の中でも若い年代だったのでおどろいてた。野球チームの慰労会で乾杯の挨拶をするんだけどそれが舞台役者ならではというか…上手く言えないけど舞台のような厳かな口調と身振りを茶目っ気を交えてするからふあああ〜〜てとても興奮した…繰り返して観た。多分何か元ネタがありそうなんだけど知識が皆無で全然分からない……