一昨日「ディス・マジック・モーメント」を観てきた。全国のミニシアターを巡るドキュメンタリーと聞いて。支配人や館長、出演されたスタッフの方々から映画館の成り立ちやお金や客層についての話、どれも興味深くて、どの映画館一つとして成り立ちも違うのがその地にある「場所」なのをとても感じた。どの方も語る言葉や理由は様々だけど(ここにどうしても無くては!だったり、先代から継いでしまってなんかこれやらなくてはいけないかなーと思ってとか)「この場所から映画館を無くしてはいけない(ここに映画館を造らないと)」と話してるのがとても良くて印象に残った。そして自分がそこまでミニシアター行けてないので申し訳ない気持ちになってしまったりした
出演された映画館で唯一行ったことあるのシネ・ヌーヴォで、監督が一番通われてる映画館と冒頭聞いてそうなんかーとなったりしていた。入口の鉄?のお花と館内天井のシャンデリアみたいなのあってこんなオシャレな映画館あるのか…!と驚いたことを覚えてる。場所も私も知らなければ行かないだろうなという所にあってそこも印象的だった(周り神社あったりお店もあったり賑やかなのだけどその通りから隔てた場所にあった記憶が)あとどの映画館も館内の座席で撮影してたけど、一つとして同じ座席でないことに(いえそれはそうだろうなんだろうけども)すごいーっ!てじわじわ興奮していた。映画館の座席というか、空間を見るのだけでも楽しかった。
沖縄の一番古くからあった映画館(館長が亡くなられて誰も後継がいないのもあり閉館した映画館)、火事で全焼して今建設中の映画館とか全国に色んなところがあるのを知れた。
「ここの映画館が無くなったら映画を観れなくなるよーて話す年配の常連さんの言葉で継続を決めた」な内容の話をされる別府ブルーバード劇場の館長に少し泣いた。そう話した人の気持ちの切実さみたいなのを感じたのだと思う。