「マッチ工場の少女」真夜中の植物園で読書をするイリスが印象に残ってるしあの一連の場面好きだな。あんな大事なことをしてきて一人で読書しているイリスが好き。さっきの自分の行動を考えながら本読んでたりしたのかな、でも無意識に現実逃避したいため読んでるのかな…とかぐるぐる考えた。復讐を決めた後のイリスの静かで、でも憤りを感じる瞳も忘れられないな。
あの後バーに入って絡まれた男への行動にどういうことーとにやにや止まらなくなってしまったし男も何でそうしたんだと笑ってしまった。作品のユーモアてやつなのは分かった。
あらすじ読んで観るの躊躇してたけどよかった。悲惨だし救いもないのに淡々としているから見届けられたのはあると思う。イリスが内容はどうあれ「こうしたい」ことを出来たから倫理観や良心とは違う部分で満足してるのではと思えるので…不幸が起こらないのが最良であることは勿論だけど。
あとこの作品でも「その時代の出来事を映画の中に収める」をやってて興味深かった。マッチ工場の…では聴きながらアイロンがけをしていて、枯れ葉では聴いたりそれに言及したりもしている。