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あと年末にやっと「赤ひげ」を観た。人の行動の理由なんてその人が話さない限り他人には知る由もない、という当たり前の事を改めて感じた。養生所に来る人達の過去、どれもこれもつらくて、特に女の人と子供達の不幸は見ててしんどかった。倉の中にずっと隔離された女性、どうすることが最善だったのだろう。先生はどうしようもなかったみたいなこと話してたけど、だからこそしんどい。

赤ひげ先生が思ってた以上に超人というか(言葉を選らばなければ)完璧で、非の打ち所がない人だった。もう少し欠点もある人だと勝手に想像してから余計に。ただ先生の「ああいったことは女にはしばしばある」みたいな台詞にはううん…?となった。けどこれは自分の現代の感覚だからなのかなとも思うけど、他の人達に同じ事が起きたとして、その人がこのように心が壊れてしまう事とは関係ないと思います先生ーっ!の気持ちにはなった。

保本、最初望まない就職先で不満気だったのに赤ひげ先生の行動で段々と考えを改めて師事していくのよかったな…。おとよに向けて段々と表情を柔らかくして笑う場面の爽やかさと陽の気にうわーっってなった。根気強くおとよの頑なになった心を軟化させた保本(と赤ひげ先生)はすごいよ。最後の場面で赤ひげ先生の後追っかけて絶対ここに居ますから!て話す所と最後ニコッてするところよかった。わんこ…。
養生所で働く女性達がおとよを女主人から守ろうとするところでぼろぼろ泣いてしまった。子供を守る大人や保護者である大人の姿を見て嬉しくなった。
最後もとても明るい終わり方でほっとした。先生、保本にああ言われて口では「後悔するぞ!」て言ってるけど嬉しかったんだろうなあ…て思えてにこにこ止まらなかった

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