ここ数日小津監督のサイレント映画を観てました。
「東京の女」弟の苦悩も分からない訳ではないけどどうしても「弱虫よ」て姉の言葉にそう思うとなった。でも信頼していた人に嘘をつかれて、自分が嫌っている仕事を内緒でしていたことに耐えられなかったの、何故それをしなくてはならなかったのかも分かるのに許せなかったのが空しいな。女給?の仕事の捉え方が私の想像よりもっと世間で厳しく見られる仕事だったのかもしれない
「淑女と髭」不良モダンガールの心境の変化に戸惑ったけど(岡嶋は周りと比べると真っ当ではあるから…?)そんな奴がいなくたって大丈夫だよーっって最後叫びたくながら観た。廣子さんの「私…確信していますから…」は台詞だけだとあれなのだけど好きだったな。戸惑いも不信もない訳ではないのにそれでもそうあろうとしてるのが伝わって。コメディの笑いよく分からないとなったり時々ふふふとなった。女子の洋装や和装どちらもおしゃれでかわいい。
「その夜の妻」海外小説が原作なので物語や場面の映し方もそんな雰囲気がした。外国映画のよう。刑事がなぜ運転手してたんだけっけと自分が読み取れない部分あったりしたけど、まゆみさんと刑事さんのじりじりした時間の映し方とか印象に残った。お話がそうであってほしいなあの所に行ったのでほっとしながら観た。