ミゲピタ、パパミゲ×ピタ、共犯気味
⚠️ゆきまささんが呟かれていた共犯ミゲピタのお話に少し近いです🙃(同じではないですが、その辺りから発想を得ていたりします🙏)
基本設定は本編と同じ。ただ本編より時間が前。具体的にはミゲパパが生きてる時間。そしてこの時にはもうソサエティは出来ていたしピタおじは参加していたものとする。
ミゲパパのアースには🕷が居ないので異分子が出た時は誰かが派遣される。でも何も知らない“ミゲル・オハラ”がいるのでミゲルが信用が置けるものだけを送る。筆頭はおじさん。
おじさんはパパミゲの事を“🕷にならなかったミゲル”としか知らない。接触しないように、とミゲルにキツく言われていたが事故で知り合ってしまう。そしてピーター・パーカーとしても仲良くなってしまう。
そうやって気安い友情を築き、何ならちょっとパパの方がおじさんに惹かれてる。それは🕷としての在り方もだし、ピーター個人としての存在も含む。そんな風に、時折こっそりパパのとこを訪ねていっては友情を深める二人を歯ぎしりして監視してるミゲル。(バレてる)どうして、なんで、そいつばっかり。って思ってる。家族もいて、子供もいて、ピーターまで。どうして。どうして、そいつばっかり。
ミゲピタ、パパミゲ×ピタ、共犯気味②
そうして二人はドンドン近くなり、ふとしたタイミングで談笑してたら思いの外顔が近くてパパの方がうっかりキスをしてしまう。
パッと離れたパパと、エッとなるおじさん。「ッ、悪い!」と立ち去るパパ。ポカン、として暫く呆然として、何とか自分のアースに帰るおじさん。
数日、珍しくソサエティからも呼び出しが掛からず自分のアースのパトロールに留めていたがやっぱり気になる、とパパの元を訪ねていく。あのキスは、何だったのかハッキリさせないと、と。
おじさんはピーターとして家族と仲良くしていたものとして、家を訪ねていくと娘ちゃんが出てくる。
「危ないから一人で出てきちゃ駄目だ!」
「平気、大丈夫!ちゃんとピーターだって確かめてるもの!」
という娘ちゃんを呼ぶ声がする。遠いが、パパの声。
「パパ!ピーターが来たよ!」
「あぁ……。よう、ミゲ、ル……?」
「やぁピーター、いらっしゃい」
朗らかに出迎えてくれるミゲルは確かにこの世界のその人に思えるが、おじさんにはハッキリと違いが分かる。
「ミゲ……ミゲル……?おま、何で、」
ミゲルの格好をして。そう続けたかったが余りに間抜けなセリフであるのと娘の前であるから言葉が続かなかった。
どうして“うちのミゲル”が“ミゲル”のフリをしてるんだ?とは。
ミゲピタ、パパミゲ×ピタ、共犯気味④
グゥ、と言葉に詰まる。
「……な?同じ“俺”だ。問題ないさ」
そう明るく言うミゲルにもう何も言えないおじさん。ぐる、ぐる。ぐる、ぐる考えて、しまうおじさんにミゲルは
「ピーター……。協力してくれるだろう?」とソサエティに誘った時と同じセリフを言う。考えなきゃいけないんだけど、また大事な人を喪ってしまった悲しみが大きくて、それでいてこの悲しみをあの子が感じずに済むなら、と「……分かった」と言ってしまう。
「あぁ良かった……。……ピーター、頼りにしてる」「あぁ…………」ホッとした、という顔してハグをしてくるミゲルに、片腕をそっと回し(あぁ、キスの意味……聞きそびれちまったなぁ……)となるおじさんと(これで全部……全部俺の物だ。家族だって、娘だって、ピーターだって。全部)とバレ無いからと薄ら笑いしてるミゲル。
このまま幸せを謳歌する気だけど世界があぁなるので、おじさんにより執着する。そして今度はMJから奪ってでもピーターを自分のものに。となる。