二人が初めてする時、或いは久しぶりにする時に、おじさんがシャワー浴びで出てきたらミゲルがベッドの上で坐禅してるから「？？？」でなるおじさん。
「ミゲル……？お前何してんの？」
「……精神統一をしていた」
「精神統一」
「……久しぶりだろう、だから」
「……だから？」
「お前の事を、余すこと無く、目一杯、食べこぼし無く抱こうと思って」
「〜〜〜ッ！？！」
余すこと無くとか目一杯とか、食べこぼしって何だよ！？とか色々言いたいけど、兎に角めちゃくちゃ真剣に自分とのセックスに挑もうとしてくれているミゲルが堪らなく愛おしくって、でも恥ずかしくって
「そこ…そこまでして、することでもないだろ……」の後に思わず
「俺なんかに」と続けてしまい、その言葉は嫌だって言われてたのにも関わらず言ってしまった為カチンときたミゲルに
「ほぉ……？じゃあ試そうか」
「え、は？何、何を」
という間にベッドに引きずり込まれて
「俺が何故精神統一しないと行けないのか、しなければ、どれ程お前を貪ってしまうのか、どれ程これを楽しみにしていのかを」
「い、いい！！いらない！結構です！」
失言に気づくも遅く
「身に染みるまで分からせてやる」
「うぎゃあ！」
と続いた悲鳴が甘くなるまで時間は掛からず、途切れること無く朝まで続いた。おしまい。