国家公務員は無許可での兼業が禁止されていたのにやってた職員がいました、というニュースを発するとき、兼業内容が風俗や「パパ活」だったことってそんなに言う必要あるんだろうか。風俗や「パパ活」をして信用を失墜させた、という文章って、本当にそんな当たり前のこととして簡単に書いていいことなんだろうか。
反語ですよ。
兼業がこれ、本屋バイトだったら? コンビニ店員は? 清掃員は? 警備員は? お豆腐屋さんだったらどう? 百貨店の売り場スタッフや受付は? 保育士や看護師だったらどう?
同じ書き方になるとはどうにも思えなくて……
今日はリハビリだったのであさイチを見てみたが、『窓際のトットちゃん』とか戦争に関連して、黒柳徹子が「兵隊さんにスルメをもらうために万歳をしたが、それで結果的に兵隊さんがやる気を出して頑張ってしまったなら自分も加害者だ」というようなことを言っていました。
些細なことに思えるけど、こうやって子どもすら、被害者だけでなく、加害者にしてしまうのが戦争なんだとわかる、すごくわかりやすいエピソードだと思います。
戦争に同調してしまうだけでなく飢えて窃盗をしたり、少年兵になって殺人までしてしまうことも戦争の怖いところですよね。
でも、それにアナウンサーが「そんなことないよ、(子どもなんだから)気に病まなくていいよと思う」みたいなことを言っていて、ちょっとがっかりしました。黒柳徹子の話をちゃんと読み取ってほしかった。
これでちょっと思い出して『コジコジ』を読んだのですが、コジコジ、フルイド的だ……!
話題になってたボーボボもそうだけど、ギャグ漫画のキャラって、得てしてフルイドになるなあと思います。
映画の「マイ・ブロークン・マリコ」観ました。漫画は未読です。
登場人物たちのしんどい背景とうらはらに、テンポよく進んでいくのはよかった。でもシイノの存在があったとしても、マリコにあまりに救いがなく感じられるので、自死をあつかうものとしては、ポジティブな面だけをとらえられない映画だと思います。
刊行中止について追記しました。
https://kondoginga.substack.com/p/kadokawa?utm_campaign=post
本・海外の映画・ゲーム全般・同人ゲーム好きなオタク/ロマンス要素があるゲームが特に好き/トランス差別に反対です/demigenderfluid/