ジョン・T・カシオポ,ウィリアム・パトリック 著/柴田 裕之 訳『孤独の科学 人はなぜ寂しくなるのか』(河出書房新社)
kawade.co.jp/np/isbn/978430946
読んでる本に「抱かれない受け」みたいなやつの話が出てきて、キーワードは孤独か〜!!なるほどな〜!?になってる。

>“ これと同じような歪んだ社会的認知が親密な関係に悪影響を及ぼし、それが何年も続くことがある。つながりに関して、カップルのどちらかが、相手が現在満たしてくれている以上に強い欲求を抱いていたとする。ひょっとするとそれは、相手が満たしきれないほどかもしれない。パートナーが冷たく自己中心的である可能性も考えられるが、たんに遺伝子や人生経験によってその人が異なる(つまり低い)レベルの欲求しか持っていないからかもしれない。

〔中略〕

あいにく、欲求が満たされない人は、相手に「面倒だ」「求めすぎる」「愛情に飢えている」と思わせるような行動に出てしまう場合があり、そうなるとよけい相手に距離を置かれ、ただでさえ孤独感に苛まれているのに、なおざりにされて孤立しているという思いをますます強める羽目になる。”

『「人工冬眠」への挑戦』(市瀬 史):ブルーバックス|講談社BOOK倶楽部
bookclub.kodansha.co.jp/produc
寒くなってきたから(?)人工冬眠の本を読み始めたけど、同じ哺乳類でも冬眠するリスや熊の生態すげーーー面白いな!

熊は冬のあいだ冬眠してても筋力が落ちたりしない仕組みになってるし、リスなんかはわざわざ「睡眠」をとるために体温ちょい戻して冬眠から目覚めるのを繰り返すらしい。

2009年の本で、人工冬眠は近々絶対実現するだろうみたいな話なんだけど、そんなに現実的な話なら一部のお金持ちとかはSFみたくもうすでにやってたりするんだろうか…(まだ読んでる途中なのでどうしても胡乱な感想になる)

朱喜哲 著 『〈公正(フェアネス)〉を乗りこなす』(太郎次郎社エディタス) tarojiro.co.jp/product/6397/

次は自分が報われる(良い思いが出来る)番のはずだったのに、突如現れた「新しい人*」に「割り込まれた」と感じる被害者的な気持ちが、これまでルールを守って誰よりも頑張って生きてきたと自認するマジョリティの中に確実に強く存在してて、それが適切にケアされず蔑ろにされたままであることがトランプなんかに煽られて分断を生んだ原因のひとつにあるというような話が出てくるんだけど、

差別や加害はもちろん駄目だし被害者が加害者をケアしなきゃならないなんて道理は無いんだけど、やっぱりそこらへんの鬱屈や不満もなんとかしないと誰もがより良い未来に進むことは難しいんじゃないか…?と改めて思ってしまった。

(*非白人、性的少数者、移民、障害者など、本当は昔から普通に存在していたのに透明化されていただけのマイノリティ)

『数えずの井戸』、青山播磨と同じ道場に通ってて実力は播磨のほうが間違いなく上なのに試合となるといつもやる気のない播磨に勝ってしまってイマイチ納得いかない遠山主膳が、「あのやる気のない播磨が今度こそ嫁を取るらしい」と聞いて、キレて「俺はアイツを羨んでるんじゃなくて、アイツが俺のことを羨んでくれないのがおかしいから怒ってんの!!!!!💢💢💢」とか言って中間奴の権六に「えっコワ…」って思われてるところに最悪執着BLの気配を感じ取って嬉しくなってきた(まだ読んでるところです)

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朱喜哲 著『〈公正(フェアネス)〉を乗りこなす 正義の反対は別の正義か』を読んでいる

読了:涼宮ハルヒの直観 

『涼宮ハルヒの直観』読了!初読時って9年ぶりの新刊めっちゃ面白かった〜!てなったんだけど、今回憂鬱からシリーズ通して読んだらもっと楽しく読めた。

本格ミステリ『鶴屋さんの挑戦』があまりにもメタすぎる……もしかしてこれって大掛かりな読者への挑戦状?キョンの本名って推理すれば実はもうわかるようになってる?本名谷川流だったりする?

ていうか鶴屋さんの父親怖くね!?という気持ちになった。まあ雪山症候群で明かされた情報の時点で只者じゃないことは確かなんだよな…。

今後のシリーズで登場しそうな人物やアイテムもちょこちょこ出てきてて、DNAコンピューターとかTの双子の兄とかミス研部長なんかも気になる。あと山で見つけたオーパーツも。

推理小説談義に興じる古泉と長門とTが可愛い。七不思議こねるキョンと古泉も可愛い。自分のスリーサイズをクイズにしてキョンに出題する古泉ももはや何?可愛い。
やっぱ驚愕と直観て古泉編だったんじゃないかな…?
ハルヒとキョンが飲み込むのに苦しんだみくるちゃんの新しいお茶(砂糖抜き)飲まないの古泉らしくて良い。
キョンと古泉が二人で連れ立って手洗い(手洗い)に行くのって解説コーナーなんだけど傍で見てると普通に仲良くて面白い。

涼宮ハルヒの劇場も楽しみだな〜!

涼宮ハルヒの驚愕(後)読了した!面白かった〜〜〜〜!!!!
ハルヒの長編、読むのは大変なんだけど読めば読んだだけの満足感が得られるシリーズなので嬉しいですね。
美味しいシーンが沢山あるし、これもいつかアニメで見たいなあ…。

涼宮ハルヒの驚愕(前編)半分ほど読んだ。

裏SOS団と集まってる喫茶店で橘京子から明かされた古泉の真実(?)はその内容以上にキョンの反応に対して笑顔になっちゃうな。古泉のこと信じてるんだな〜〜〜〜キョン…………!

あとTPDDの正式名称(時間平面破壊装置)が明かされてからわりとすぐに時間移動の仕組みの穴(文字通り穴)について語られるの今読むと親切な構成だったんだな……て思ったし、もしかしてこのSFミステリ小説ムチャクチャ面白くないですか!?!?今気付いた人!?

涼宮ハルヒの分裂を読み始めたぞ!
分裂から始まる前中後編のおおまかなあらすじとキャラクターのことなんかは覚えてると思ってたんだけど、細部を殆ど忘れているため佐々木の登場描写の叙述ミステリぽさとかに笑ってる。ミヨキチに続いてキョンくんさあ……………!!!!本当信頼できない語り手なんだよな……

涼宮ハルヒの憤慨、『ワンダリングシャドウ』のタイトル、あとがきに「彷徨う影」を何の捻りもなく英語にしただけみたいなことが書かれてたけど、犬が沢山出てくる幽霊の話で「ワン」とも掛かってるから良いタイトルだな🐶

涼宮ハルヒの憤慨を読み始めた。
『編集長★一直線』が萌え萌えドタバタ青春学園ラブコメすぎる!新キャラ生徒会長とか黒幕古泉とか再登場黄緑さんとか言いたいことは色々あるけどオチになってるだけあってキョンのデレがエグい!!!!文芸部の会誌で「恋愛小説」を書くことになり七転八倒してたキョンのこの信頼できない語り手丸出しのそれとは無関係に飛び出すナチュラルなデレはエグいて………!!!!!!

涼宮ハルヒの陰謀、読み返したらめっちゃ面白い青春SFミステリ長編だった。

確かに作中いくつかの陰謀が渦巻いてはいるけど、ハルヒに関してはもう「陰謀」と書いて「ラブコメ」と読みたい(ツンデレのデレの部分て良いよね)

みくるちゃんの存在、TENETの「無知は武器」てこと!!??てなったし、テネットも主人公の名前が不明なのでハルヒのSF部分と親和性が高いな。
消失でキョンが情報統合思念体に対して抱いたのと同じムカつきを今回は大人朝比奈さんに抱くのも、キョンのSOS団大好きっ子ぶりが現れてて笑顔になった。
SOS団が心の居場所になってる古泉も良い。

ていうか鶴屋さんが凄すぎる。
機関メンもズルかったな。

久しぶりに涼宮ハルヒの消失を読んだけどすごい完成度高くて感動してしまった。真面目にシリーズ最高傑作じゃないか……?

消失を100%楽しむためには憂鬱・溜息・退屈を読んでおく必要があるし自分の中の思い入れ補正も大きいとは思うんだけど、SFギミックを使った青春ミステリというかんじで本当に面白い小説だ…。映画の出来もめちゃくちゃ良かったんだよな……

涼宮ハルヒの退屈を読み終わった。個人的に孤島症候群はアニメが圧倒的に好きだな、やっぱハルヒに一番暴れててほしいので。原作は高校生が普通に飲酒してて毎回びびる。

ハルヒ再読、ようやく涼宮ハルヒの溜息に入った。溜息はハルヒの加害性とジャイアニズムが大炸裂したうえでわりとリアルな揉め方をするギスギス胃痛巻でもあるので覚悟して読み始めたんだけど、神主をモデルガンで撃ってずらかる所とか本当に酷すぎてギャハギャハ笑ってしまった(最悪)

文化祭の季節ってことはこれより前に夏休みループなんかも乗り超えてるんだよね…?映画を撮ることに夢中になって調子に乗ってるハルヒ、突き抜け方はフィクションだけど細部に嫌なリアリティがあってすごい小説だな…

『はずれ者が進化をつくる 生き物をめぐる個性の秘密』を読んでる間に思い出した最近の漫画が2作あって、ひとつは『ダンジョン飯』で、もうひとつは『神クズ☆アイドル』

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稲垣栄洋 著『はずれ者が進化をつくる 生き物をめぐる個性の秘密』(ちくまプリマー新書)
chikumashobo.co.jp/product/978

「大勢の多様な人とかやり方が存在しててほしい……!!!」という気持ちが高まり、積んでた本を一冊消化した。
先日キンリミで楽しく読んだ『世界史を大きく動かした植物』の著者であることに今メモを取るまで気づかなかった(そんなのばっかりだな)雑草の話とか良くて面白かった。

>“勝者は戦い方を変えません。その戦い方で勝ったのですから、戦い方を変えないほうが良いのです。負けたほうは、戦い方を変えます。そして、工夫に工夫を重ねます。負けることは、「考えること」です。そして、「変わること」につながるのです。

負け続けるということは、変わり続けることでもあります。生物の進化を見ても、そうです。劇的な変化は、常に敗者によってもたらされてきました。

〔中略〕

生命の歴史を振り返ってみれば、進化を作りだしてきた者は、常に追いやられ、迫害された弱者であり、敗者でした。そして進化の頂点に立つと言われる私たち人類は、敗者の中の敗者として進化を遂げてきたのです。”

中村希明 著『怪談の科学 幽霊はなぜ現れる』
amazon.co.jp/dp/B00KV54VR2?ref
これの著者だとは知らずに買ってた!今メモしようと思って著者名を調べてて初めて気付いたんだけど、怪談の科学も昔読んでてすごく面白い本だったんだよな。

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中村希明 著『犯罪の心理学 なぜ、こんな事件が起こるのか』(ブルーバックス)
amazon.co.jp/dp/B00KV54VRC?ref
セールで買って読み始めた本(1990年発行なので古い部分に注意は必要なんだけど)面白そうな雰囲気で嬉しい。
古い本だからこそかもしれないけど、日本軍の加害性もきちんと書いている…。

>“「殺しつくし、奪いつくし、焼きつくす」という旧日本軍の「三光作戦」が帰還兵士にもたらした深い心の傷あとは、戦時中の非常時体制下で、さして注意されることもなく終ったが、敗戦後の混乱期に頻発した血なまぐさい事件のいくつかは、この戦場後遺症による犯罪ではなかったのか。”

Kindle Paperwhite (16GB) 6.8インチディスプレイ 色調調節ライト搭載 広告なし ブラック
amazon.co.jp/dp/B09TMK7QFX?ref 
Amazonの電子書籍とかはこれの古いモデルで読んでる。

Fire HD 8 タブレット - 8インチHD ディスプレイ 32GB ブラック (2022年発売) 
amzn.asia/d/bgn5fgT 
Amazonに限らずwebで読める漫画とか、あと画像の大きい画集系の本はこれの古いモデルで読んでる。
保存先をSDカードにして容量を増やしているので結構な量をダウンロードできるし、動画も見られる。勿論小説などの本も読める。
しかしペーパーホワイトに比べると重いのが難点。あと色んなことができちゃうので集中力はとぎれるかも。

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