稲垣栄洋 著『はずれ者が進化をつくる 生き物をめぐる個性の秘密』(ちくまプリマー新書)
https://www.chikumashobo.co.jp/product/9784480683793/
「大勢の多様な人とかやり方が存在しててほしい……!!!」という気持ちが高まり、積んでた本を一冊消化した。
先日キンリミで楽しく読んだ『世界史を大きく動かした植物』の著者であることに今メモを取るまで気づかなかった(そんなのばっかりだな)雑草の話とか良くて面白かった。 #読書
>“勝者は戦い方を変えません。その戦い方で勝ったのですから、戦い方を変えないほうが良いのです。負けたほうは、戦い方を変えます。そして、工夫に工夫を重ねます。負けることは、「考えること」です。そして、「変わること」につながるのです。
負け続けるということは、変わり続けることでもあります。生物の進化を見ても、そうです。劇的な変化は、常に敗者によってもたらされてきました。
〔中略〕
生命の歴史を振り返ってみれば、進化を作りだしてきた者は、常に追いやられ、迫害された弱者であり、敗者でした。そして進化の頂点に立つと言われる私たち人類は、敗者の中の敗者として進化を遂げてきたのです。”