考え事
なんか多分自分はフィクションコンテンツで倫理的だったり人道的な「正しさ」が描写されることをとても嬉しく思うものの、反面「正しさ」はあくまでも評価軸のひとつであって、コンテンツ中に「正しくない」描写があるとしても(部分的に留意したり批判することはあっても)「正しくない描写があったから」という軸だけで作品自体が大きく損なわれるともあんまり考えてないっぽいんだよな。
もちろん正しくない描写にも程度や種類があって、その都度精査して特に現実に悪影響を及ぼすような「良くない」描写の問題点なんかには声を上げていくべきというのは前提にあるし、作品というよりは不誠実な作り手の姿勢を見せられてガッカリさせられることも多々あるんだけど。
考え事
私はその場その場で瞬発力をもって毅然とした指摘や批判が出来るだけの能力に欠けているので単なる言い訳なのかもしれないけど、「正しくない」ものを描写することで「正しさ」がひらかれる、みたいなケースもあるし、その時はわからなかったけどあとあとになってから「あの描写ってそういうことか…!」ってなるケースもある。
感情的になってる時はわりと勢いでなんか言っちゃうこともあるけど、勢いが必要な場合もあるしそれも本当の気持ちだから否定したくもなく、ただもう少し物事を長い目で見られる余裕とか力がほしい。