ロスフラ、ゲーミング帝都のウォシスと早死にした姉上の扱いの酷さに似ているところがあるというのを考えていて、ウォシスの幸せを思うなら帝と和解したのち後継者である弟をサポートしていく立場におさまるというのはそう悪い話ではないように思えるし、姉上の性格とか生き方を考えると長生き出来ないというのもまあ解釈違いではないどころか妙に納得してしまう話ではあるんだよな。
じゃあなんでこんなに悲しくて不快なのかといえば、商売の都合で結果だけが雑に語られたこともあるけれど、一番は「和解して正当にハクを支えられることになれたうえに仲良くなれてウォシスも嬉しいでしょ、幸せでしょ(だってハクって最高だからね)良かったね♥」とか「ノスリの人生はさっさと終わったけど死後マシロという神様を主にいただき、彼のハーレムに若い姿のまま入れるんだから女としてはそれが一番でしょ(だってマシロは最高だからね)」という押し付けがましい思想がムカつくからにほかならない。
父親のような素晴らしい統治者(政治家)になりたくて、(ポンコツだからズレてるけど)身分が失われても弟と義賊として民のために駆けずり回っていた姉上が、結局はハクという男に充てがう装飾品としての「女」でしかなかったことを目の当たりにさせられたのが、キツイ……
それこそ初代で皇様として頑張ってきたクーヤに忠臣キャラクター代表みたいなゲンジマルが死に際「皇としてではなく女として幸せになるように」と呪いをかけた(としか思えない)エピソードと、思想としてはあからさまに地続きで本当に嫌だ