大奥の治済
治済は恐らく「サイコパス」的なキャラクターとして描写されているんだけど、保身のためだけでなく日頃から理由もなく嘘をついて人間を操って踏みつけて支配して殺して悪びれもしないという知能の高さを伴う共感性の低さが、単なる悪人の設定としてだけではなく、本人にとっても何ひとつ楽しめることも夢中になれることもないという悲しみも込みで描かれてたので読み返してみるとそこらへん誠実だったな……キャラクター的にはめちゃくちゃ怖いし嫌いだけど………
一応、祖母である吉宗にもそういう共感性の低さというか人の気持ちがわからない的な側面はあったんだよね
吉宗はシンパシーの低さをエンパシーで補う賢君として描かれていたので大河漫画が巧すぎるよ〜〜〜〜!!!
(画像:よしながふみ 著『大奥』より)