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永遠の旋律とかいうクソダサい日本語副題を付けられた映画『ボレロ』を見てきたんだけど、ラヴェルのあまりにもラヴェル的な苦悩(ここら辺は雰囲気で言っている)の半生がわりと淡々と語られた先でのラストのあれが演出としてずるいー!と思いました。

彼の半生の内なる激情よ。

と、ここからは自分の問題だけど、どんなに言葉や画を尽くして物語ろうとも音楽と舞踏の表現には叶わんなと思っているので、言葉と画で物語られる映画の最後にあれ持ってこられたら敵わないじゃんずるーい!となるのでした、というかひどく良い。あれのためにそこまでずっと抑え気味の描き方だったんだろうとも思うわけで、ラストをただの演奏とダンスとしてしか捉えられなければ物足りない内容なのかもしれないというのはわかる。
(ただそういう風に捉えられるように物語の中で散々語られていたとは思うんですけどもね)

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