ハリーポッターは、たとえば「なろう系」的に全部入りなので学園モノらしく主人公がスターになるべく重要っぽく登場した魔法使いのスポーツ「クィディッチ」なんか意味不明なルールのせいで(たぶん作者はスポーツもその観戦も興味ない)設定が破綻してるし、ライバルとして登場するマルフォイもパパが早々にやっつけられてしまったせいでライバルらしさの出ぬまま苦労人ポジに行ってしまい、他にもいろいろキャラとか舞台とか苦しいのだが、ファンが愛で補って脳内補完してると不思議と面白く読めてくるという、読者と作者の合作なのだった。
...カンペキな作品が面白くなるとは限らなくて、たとえば北斗の拳みたいなシリアスなのに破綻に破綻を重ねたバカ設定漫画でもいまだにギャグ漫画として、そして却ってシリアス漫画として愛されているのがまたファンの偉大さなんだよ。
私自身は、#ハリーポッター は(話題だったので)一作目を邦訳で1頁半くらい読んだところで挫折した組です。
でも現象としては興味深いことは色々あり、こちらの
「ファンが愛で補って脳内補完してると不思議と面白く読めてくる」
という解説も、いいところを掴んでいる感じがする。
そもそもそれだけの愛を注ぐファンがいかにして生じたのかは、未だ謎とは言え。
QT: https://kotobaphil-mtdn.eu/@Ksyzr/109844183160728935 [参照]