1995年前後、社会党系の議員たち(上田哲、田英夫、國弘正雄など)が、冷戦終結とともに意味を失った「革新」に代えて「リベラル」を自称し始めた。 日本では「リベラル」という言葉が、本来の意味で用いられないことが多いが、その源流は、この頃にあると思われる。
さらには、自民党と新進党という保守二大政党に対抗する第三極の結集を目指す勢力が「リベラル」を自称した。社会党系の山花貞夫、横路孝弘、日本新党の海江田万里、新党さきがけの鳩山由紀夫、菅直人などは、「リベラル」を旗印として掲げた。これらの勢力の理念は、1960~1970年代の住民運動、市民運動を引き継ぐものだったと考えられる。
以上のように、政界再編期に用いられた「リベラル」の用法には、「護憲」と「市民政治」の二つがあった。この用法は現在でも無意識のうちに引き継がれているのかもしれない。
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