文学の言葉、結構なことだと思うし、少なからず私にはその気持ちはわかるから余計に腹が立つのかもしれないけど、路上で想像を絶するようなヘイトの数々を耳にしたこととかあるのだろうか、と思ってしまう。あれを聴いて、身体が固まって、目の前で起きていることがにわかには信じられず、それでもその場で震える身体に抵抗してレイシストに抗議するというような時に、目の前で延々と発せられるあのおぞましい言葉の数々に、これより強いものが書けるのか、みたいな葛藤をしたことあるのかな、と思ってしまう。あまりにマッチョな考え方かもしれないけど……