映画「トゥルーマン・ショー」ざっくり観たのでネタバレあり感想
映画「トゥルーマン・ショー」前から気になっててリビングで流れていたので八割くらい観た。とても映像がテンポよく、面白かったのでちゃんと観たかった。
一人の子供が生まれた瞬間から島の中での人生の全てを番組として放送・消費される(本人は気づいてない)って話で、周囲で関わる人々はすべて役者っていうエグい話なんだけど、ちゃんとコメディでエンタメになってて強いなと思った。
観てる間は「人の人生を監視してエンタメにすること」に批判的なのかな〜と思っていて、芸能人や王室の人とかこういうふうに人生消費してるよね、という皮肉的なスタンスなのかなあと思っていたんだけど、
映画「トゥルーマン・ショー」ネタバレあり感想
ラストで主人公がセットから出ていくときの番組の脚本家とのやり取りは明らかに神と楽園を出ていくアダムに準えているな〜…という感じで、視聴者たちが島を出ていく主人公の選択を正しいものだと感じられるとき視聴者たちの原罪も許された気持ちになるんだろうなあという感じで、まあそれはいいんだけど、主人公をアダムに準えるとき脚本家の行い(人一人の人生を操作して監視して大衆に商品させたこと)も神のものとして正しかったってことになるじゃん!?!? そこは明らかに間違っているから否定してくれや。
美しさ重視でキモいな〜と思いました。
でもほんと映像としてとてもテンポが良くて観てて飽きないとても出来のいい映像だった。