90年代の遊人のエロコメまんがを読むという休日の無為な過ごし方として実に高レヴェルなアクトに興じていたんですけど、校内写生5巻14話「今の世の中……」のこの無意味さと叙情は凄まじいと思った。多分遊人は詩情とかアイロニー的なテーマとか一切出したいとは思ってなくて、ただひたすらエロい女が出てきてエロい事態になるだけの話を量産し続けてる間にエロとは何なのかよく分かんなくなる一種の真空状態みたいなゾーンに入った結果これがほぼ無意識に出力されたのではないかと想像するのだが(この話以外の前後の話とか本当にくだらなすぎる)、それにしたってこれを成したというのは凄いことだよ。