某カーニバルで平井呈一「真夜中の檻」、マヌエル・プイグ「南国に日は落ちて」、デ・ラ・メア「ムルガーのはるかな旅」ル・グイン「ロカノンの世界」、イアン・マクラウド「夏の涯ての島」を購入。計¥2000なり。
竹書房&角川ホラーのアンリミに入ってるやつを上限までダウンロードした
「酒を飲みながら飲みたい本」フェアみたいなやつに誘っていただいたので、酒は知らんけど酩酊感がありそうな小説と言えばこれだろ!!ということで「ゴーレム100」を選んだ。
自分も「創造」を読んで、ゴーレム伝説やフランケンシュタインの影響はあるのかなと思ったけど、人によってはここまで深く考えられるのか...すごい。
ムズい
「わが宇宙船地球号は,その表層をうずめる都市環境に狂いが生じて,航行不能に陥りつつあります.新しい操縦マニュアルを必要としています.
20年昔,グローバリゼーションの大津波がおそい,全球が領土化(テリトリアリゼーション)され,都市化したためです.
津波通過の跡には澱(おり)がたまり,これが触媒となり,あらたに〈しま〉が出現するだろうと予測され,かつて大航海の果てに発見されたといわれる「ユートピア」(トーマス・モア,1516)を手がかりに,「海市——もうひとつのユートピア」展(ICCオープニング企画展,1997)が立ち上げられ,プロトタイプ,シグネチャーズ,ヴィジターズ,インターネットの〈しまじま〉を生成させてみましたが,蜃気楼のごとくに消え去り,蘇東坡の詩『登州海市』にちなんで「海市」と呼ばれました.
〈しま〉に収容される住民は「海市」の作業のなかでは「リヴァイアサン」(トーマス・ホッブズ)に統治される〈ビオス〉(ミシェル・フーコー)として扱われていました.しかしモナドとしての〈ビオス〉には,「意識」,そして「知」がそなわっています.そこで地表の都市は,渾沌(『荘子』応帝王篇)=カオス(複雑系)状態をみせるのです.→
建築を勉強したいと思っている