塀の向こう側は一切映されず分かりやすい暴力シーンもなく、ドイツ人家庭の豊かで穏やかな日々がひたすら続くんだけどずっと不穏。塀の中で子供という存在がどのような運命を辿ったかとか犬はどんな役割を果たしていたかとか、アウシュビッツの稼働が急に増やされた政治的事情等を多少頭に入れておくと理解しやすいかも。これは勝手な考察なんだけど、暗視スコープ越しのような画面で暗闇の中から明るい邸宅内へ移動する少女のシーンと最後の階段のシーン(明るい上階から暗い下階への移動)で社会的立場の明暗の行き来を暗示してたのかなぁなどと思った。
#fedibird
映画「関心領域」の感想
なんつうか誰だってみんな歯車で私もまさにいま自分の関心領域の中のみで歯車として平和に暮らしているなぁと思った