以前読んだマイケル・サンデルの能力主義の本にトランプ支持者について記述があった。曰く、支持者たちは良いとはいえない現状を、アメリカ能力主義を内面化して自分の力不足を嫌々ながら認めることで処理してきた。しかしオバマやクリントンは能力主義と弱者救済を同時に叫ぶので、自分の能力の低さと、特定の集団が援助され自分は疎外されていることを突きつけられるようで腹が立つとのこと。この説明では具体的な統計の話はなかったので仮説として読むのが正しいが、それでも説明性の高さゆえかなり説得力があった。最近のバイデンの"トラッシュ"発言もいかにまずい失言であったかということがわかる。
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