『エルピス』最終回終了。こんな感じだろうなという予想範囲のエンディングではあったけど、テレビエンタメとしては「救いようのないオチ」は避けたいだろうし、悪くはなかった。要所要所で自分と重ね合わせて見れるところもあって、僕的にはここ数年で1番のヒットだった。テレビドラマで泣いたのは何年振りだろうか。『半沢直樹』の第二弾は面白かったけど、泣くことはなかった。
視聴率は低かったというし、フジテレビ上層部は怒ったというが、アメリカでアカデミー賞を獲る作品も多くは興行的に失敗したものが多いし、人気のあるなしはいい悪いには関係ない。何より、この作品は『もやい 福島に吹く風』を撮った関西テレビ制作だ。もやい展をいい展示だというフジテレビ幹部は1人もいないと思う(苦笑)。関西テレビだからこそプロデューサー、脚本家の意図通りに作れたドラマではないだろうか。
昨年の自民党総裁選以降、僕はテレビのニュースさえ見ることもほとんどなくなった。ドキュメンタリーとスポーツくらいしか見ない。しかし今回は、ネットで話題にもなって全部を見てしまった。いいものを見たなと思う。またいずれAmazon Primeなどで見れる日が来たら、一から見直してみよう。