ちょっとメモ

宗宮喜代子さんの「アリスの論理　不思議の国の英語を読む」にこんな誤謬に満ちた古典論理が登場する。

①ローラの夫は、合衆国大統領だ。
②合衆国大統領は、４年ごとに選挙で決まる。
③ローラの夫は、４年ごとに選挙で決まる。

①のローラの夫は特定された個人で、③のローラの夫とも一致する。
①の合衆国大統領は特定された個人の一つの側面職業をさすもので、②の合衆国大統領は職業という概念そのもので一致しない。
なので、③で現実とは一致し得ない文章ができあがってしまう。

トランスジェンダーが性犯罪者かのように見做されトイレ云々言われすぎてるのを見てうんざりした。主に③のようなことを言われて平行線。となると、何を言っても火に油を注ぐだけにしか見えない。SNSではコメントが餌になってしまう。

性犯罪者を恐れる気持ちはわかる。でも、トランスジェンダーの必須条件は性犯罪者ではない。その事実も大切。とりあえず自分にできそうなことは、身近な人がおトイレに行くとき不安そうなら付き合うぐらいしか思いつかない。

サイコパスと一口に言っても、連続殺人に及ぶのはほんの一握りで、別の要素を持つ連続殺人犯の人口比率と変わらないという。
サイコパスの必須条件も連続殺人癖ではない。映画に作られた偏見だ。