『すべての、白いものたちの』読了。
こういう詩作と小説が混然とした、文学が詩から始まって小説に移行していったそのグラデーションを手法として取り入れているものを文が短いからと表層を真似するバカがSNSにあふれそうだなと思った。
平野啓一郎の解説が蛇足。読まなきゃよかった。1966年やワルシャワがナチスに壊滅的に破壊されたときがいつなのかわかっているのだから、その時代とは何かを解説するのが解説であって、感想文を書くのが解説ではないでしょう。
大物にになると誰もオーダーを出せなくなるのだろうかね。
解説まで読む楽しみを壊すようなことを本を作る人はしてはいけないと思いますよ。