『美味礼讃』もそうだけど作り方は書いていない。だから、手探りで想像力と創造力で再現するしかない。作り方まで書いている料理本は近年のもの。
作り方を写真で手の動きまで掲載した『暮しの手帖』は極めて優れた媒体だったと言える。『暮しの手帖』の花森は「庶民こそ美味いものを食え」と言って昔は珍しかったビーフステーキの焼き方を本に載せた。つましい暮らしはいいとして、苦しい暮らしは良くないでしょう。だから、私は日本の政府に腹を立てている。無能無策無責任な政府のせいで欠乏状態が当たり前の国なんて国家が機能不全を起こしている。何のための税金なのか。使い道がまるで寄付金。好きなところにしか使わないなら税制になってない。財政民主主義はどこへ行った？
それでも人生は続くからこの国に抵抗し続けてやる。