「いったいなぜ、この国はこんなに犯罪が少ないのか」ニッポンの“のどかさ”の秘密を仏紙が探る─鍵は警察? 司法? それともヤクザ?
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".この公共ののどかさは、日本社会独特のものだと見ている。彼は日本を「広大な野外パノプチコン(一望監視型の円形刑務所)」と表現し、そこでは誰もが他者の視線の下で生活し、自由よりも安全が優先されるのだという。
「私はこの国を『家族人質社会』と呼んでいます。悪い行いをすれば、悪評が身近な人たちに降りかかるのです」。非行少年の親が、子供の勾留を避けさせようとするのではなく、むしろ勾留させて欲しい言うこともよくあることだ。死刑判決を受けた者の親が、恥じて自殺することも珍しくない。
フランスでの留学経験を持つ吉中は、近親者との同調傾向を指摘する。「フランスでは『我思う、ゆえに我あり』、日本では『彼思う、ゆえに我思う』です。フランスでは『ありがとう』と言う場面でも、日本では『ごめんなさい』と言うのです」 "