BBC
"アカデミー国際長編映画賞「関心領域」の英監督、ガザでの戦争について声明 受賞スピーチで'
「私たちの映画は、人間性の喪失が最悪の場合にどんな事態を招くかを示している。それは私たちの過去と現在のすべてを形作っている」
ユダヤ系のグレイザー監督はまた、「私たちは今、あまりに多くの罪なき人を巻き込む紛争に至った占領によって、ユダヤ人としての自分の存在とホロコーストが乗っ取られてしまった、そのことに異議を唱える者として、ここに立っている」と発言。
会場では、監督のこの発言に拍手する人たちもいた。
監督はさらに、「10月7日のイスラエルにおける犠牲者だろうと、今もガザで続く攻撃の犠牲者だろうと、人間性を奪い去る行為によって犠牲者が出ている。私たちはどう抵抗すればいいのか」と問いかけた。
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「この映画の中で描いたのは、私たちが人間として、お互いに何をするかだと思う」、「私たちは他人を自分たちより劣った存在、自分たちとは違う存在だと見ている。それがどういうわけか、次第に残虐行為へとつながっていく」と、監督は語っていた。