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『コットンテール』を観ました。
リリー・フランキー主演。妻が木村多江で、息子が錦戸亮(←めっちゃいいやつ)。

良い映画でした。

大切な妻が亡くなった。本人の希望に応えて、思い出の場所であるイギリスの湖に遺灰を撒きたい。家族と一緒に行こうとするけど、息子とはどう接していいかわからない。息子はすでに大人で、自分自身の幸せな家庭を持っている。自分だけが邪魔者のように感じる。

言っていることはすごく普遍的で、平凡ですらあって、日本中なんなら世界中のどこにもありそうな話なのに、どうしてこんなに深く心に沁みるんだろう。こんなに美しくできるんだろう。それができるのが、映画という表現の妙なんだと思う。

恒松祐里さんが歳をとって木村多江さんになり工藤孝生さんが歳をとってリリー・フランキーになるっていうの、なんかすげ〜納得しちゃって、画面に現れた瞬間にすぐ、あっ若い頃か!!ってなるのが面白かった。すごい絶妙。

個人的に、親族を割と続けて、それぞれ病気で亡くしているので余計に刺さりました。

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