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カラオケ行こ!感想 

前提、『カラオケ行こ!』漫画は過去に読んでました。でも正直、そこまで強い印象がなかった。良い漫画だったな~とは思ってたけど。そんな感じでした。

本当~~に良かった。いろいろなかたちの「愛」すべてを包含する「愛」のかたまりのような映画だった。あたしが大好きなタイプの、人間というものが好きで愛おしくて仕方のない人が作った映画だと感じました。

中学生たちが特にそうですが、関西を暮らす人々の朗らかさ、あたたかさの描写が好き。別にそれが必ずしもリアルであるという話ではなくとも、或るコミュニケーションの表象の形として。

友愛とも恋愛とも敬愛とも慈愛とも、名前を付けられない、ラベルを貼ることすら無粋でナンセンスな、そういうものが世界には無数に存在していて、フィクションではそれを、あるひとつの形を以て現前させることができる。あたしもそういうことがしたいから創作をやってる、と思います。

明らかにBLの文脈、プロトコル、骨組み、を使って物語が作られているのに、ラブ(恋愛/性愛)ではないという、ある種不思議な感じのする映画でした。観てる間の自分の心の動きが部屋で一人で良質BL漫画を読んでる時のときめきと酷似してたから、映画館でこんなのを味わって大丈夫なのか…??という気持ちになった

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