マッドマックス:フュリオサ
『マッドマックス:フュリオサ』見た。うぉー、とんでもない映像見たぜ!という感覚は前作に若干劣るものの、主人公を中心とした語りはより神話めいていて、本気で英雄譚をやろうとした印象を受ける。
イベントA→イベントAを受けた主人公の心情の変化、それに伴う行動Aを→行動Aの帰結としてイベントB→… というような物語の構造が明快で、テンポも非常に良く、前作の巻き込まれ系主人公よりも、しっかり主人公の意思によって物語が進行している。まあ、むしろ前作は巻き込まれ系だからこそアトラクション的な楽しみがあって、ピュアなアクションを楽しみやすかった、というのはあるのかも。
セルフオマージュも盛り盛りで、楽しい映画でした。
高千穂遙がアップしてた鳥山明の生原稿(鉛筆ネーム)むちゃくちゃすごいな。
まずなによりも中央のコマのバイクのカッコよさに目が行くんだけど、それに加えて背景の巧妙さがエゲツない。道路に沿った電線と、道路脇の三輪車が巧く描かれてるおかげで、二人が同一のコマに描かれていないにも関わらず、お互いの位置関係が完全にわかるようになっている。
その位置関係の見せ方を抑えた上での、最後のコマの視線誘導、うますぎる。とても映画的な見せ方だとも思う。
https://twitter.com/takachihoharuka/status/1765972661509947529?s=46&t=ZegIQgfeErjV_Ge-xVevhw
『哀れなるものたち』がおもしろかったので久方ぶりにFilmarksを起動し、飛浩隆が言うところの「言説の指紋が着く前に(この言い回しで会ってたっけ)」ざっとレビューを書いて投稿したところ、同じような見方をしたらしい方からお褒めのコメントがついていて、めちゃくちゃ承認欲求が満たされてしまった。SNSとは、とても恐ろしい。
われながら上手くまとまった気もするのでマストドンのみんなも読んでね😘
https://filmarks.com/movies/109937/reviews/170457009
今年の国立大学入試の現代文で京大は奈倉有理、東大は小川さやかと菅原百合絵の文章からそれぞれ出題されたようだけど、なんか全部読んだことがある受験生がいてもおかしくないラインナップだな
https://kaisoku.kawai-juku.ac.jp/nyushi/honshi/24/
甲本ヒロトとカネコアヤノの対談記事読んだ。全てヒロトが正しい。
https://natalie.mu/music/pp/thecromagnons15
主に映画や本、音楽、ゲームなどについて書くアカウントにしたいと思っている。