録画していたクラシック音楽館は、反田さん特集であった。
精力的に活動されとるなあ。すごい。
雨の中の野外公演(テント)で、色々ドキドキした。楽器...ヒィ。
野外は、天候が難しいよな~...。
演奏は、ピアノもオケも、めっちゃうまかった。
すごいねえ!
ただ、インタビューで、ショパンコンクールで「あんなにやったのに、2位しか獲れなかった」と言ったのに驚いた。
1位でないならダメだ。
どんなにいい演奏でも、1位でないなら意味はない。
というコンクールの弊害を、見た気がした。
やるからには1位を、というのは分かる。取り組みとして当然だし、勝ち気、負けず嫌いはとても大事だと思う。
これは負けたくない、譲れんというものが、支えになる。
だが。
うーん。
取り組みとしては「1位を」でも、結果としては、どういう演奏ができたか、できるようになったかが大事では、と思うけどなあ。
だって、音楽だから。
芸術だから。
そもそも順位がつけられるものでもないし、審査員の解釈?美学?が入るし、それも絶対的に正しいとは限らん訳だし...。
「2位しか獲れなかった」と未だに悔やむ彼の作る学校は、どういうものになるのだろう。
そうなんよねー。
噛み合うと、お互いにとって素晴らしいんだが…。
反田さんは、スポーツマンで実業家だな。
彼は、1位という勝敗をつけなくても、そのままで素晴らしいのになあ。今までの実績と実力で十分箔はついていて、他の人のイイネなんか今更いらんのに。
と思うが、勝敗の世界にいた人だから、あなたにそれはいらない、気にするなと言われても、そうだとは思えないのかもしれない。
作った学校から、ショパンコンクール1位の生徒を出したいと言っていたから、一貫はしている。
コンクールが最終目標なんよね…。
需要はかなりあると思われる。
その中から、いい芸術家が出てくるかもしれない。
ただ、そのやり方は、偏りやすいというか、突飛なレベルまで加熱しやすい。甲子園といい、ブラバンといい…。
勝ち負けのスリルは、魔力があるからねえ…人間だもの。みつを。
ほどほどに、バランスよくって、本当に難しいなー。